CLO3DとMDのアップデート EveryWearのまとめ

CLO 3D

最新のアップデートにより、EveryWearという機能が追加されています。

公式の説明ページから確認できます。まだ情報が散らばっているのでざっくりした情報の収集と自分の所感だけお伝えします。

公式で流れている動画を見ると、VRchatやブロックチェーンを利用したゲーム、UEへCLOで作成したデータを繋げやすくする機能のようです。

#1. Fitting

アバターに合わせて服を自動調整されるとの事。CLOに既存で入っているグレーディングシステムを応用したものではないかと予想しています。CLO以外でもAIをつかった処理で同じようなサービスを提供しているところもあります。精度がどの程度なのかが気になるところです。下図を見る限り、衿の大きさやバランスが違っているので手動での調整は必要だと思われます。細かい所までこだわらずコスト重視の場合はそのまま使えるかもしれません。

#2. Rigging

アバターと服を一体化させるようなものと考えてもらえば良いかなと思います。CLOではアバターと服(布)が別々に動くことでリアルな質感が出せるのがいいところですが、容量が大きくなり動作が重くなるという一面もあります。一体化させることでそれらのことが軽減できます。ゲームや他のツールへの連動の時間短縮に期待です。

#3. Texture Baking

ハイポリからローポリにテクスチャを焼き付けることが出来るようになりそうです。他のツールで存在している機能なのでどこまで実用的で、他ツールの代替となるかどうかに注目です。AO(アンビエントオクルージョン)の項目もあるのが大きいのではないかと思っています。

#4. Level of Detail

カメラから遠い距離のものはクオリティを下げることで動作を軽くしたりする。という認識で良いかなと思います。メタバース用の機能なのか詳細が分かっていないので、これから確認していきたいと思います。

いずれ有料に?

公式には下記のように書かれています。

EveryWearは、CLOとMarvelous Designerで作られた衣装を、ゲーム、メタバース、エンターテイメントなどのデジタル空間に最適化するためのパッケージです。CLOとMarvelous Designerのサブスクリプションメンバーは、ベータ期間中、これらの機能を無料でご利用いただけます。

ベータ期間が終わり正式リリースになった場合、追加料金が必要になるかもしれません。

どこかの項目が気になる方は、今のうちに試しておくと良さそうです。