日本でアパレル3DCADをつかうのであれば現時点では基本的に4つに絞られます。
今回の記事は、どのソフトから学習を始めるのが良いのか?という質問・悩みについて書いてみます。
どのソフトから始めるのが良いか
いきなり結論ですが、「何からはじめてもいい」
投げやりになっているわけではありません。ちゃんと理由はありますので順番に書いていきます。
なぜか
悩んでいる時間はむだ
考えているだけでは何も生み出せません。ずっと悩んでいる間に、すぐ始めていた人は初歩的な作業をマスターして差がついてしまっている、なんてこともありえます。
会社に所属していて導入されているソフトが決まっている場合はそのソフトで熟練者を目指してください。違うソフトの方が市場価値がありそうなどと悩んでいる時間は無駄です。まずは使いこなせるようになりましょう。
乗り換えることができる
どのソフトを使っていたとしても他のソフトへ移行可能です。少なくとも何もやっていなかった人よりも乗り換えは早く済みます。
3DCADはあくまでツールです。より重要なのは型紙の作成力や表現力、服の構成に対する理解度などです。これらのスキルはツールを横断して使えます。
下の画像は左右で同じ形状ですが、適用しているマップとパラメータを変えています。その結果、左の方が立体的にみえます。これは1つの例ですがアパレル3DCGの基礎的な部分は共通していることが多いといえます。
1つのソフトがある程度つかえるようになって理解が深まっていれば横展開することで学習コストもストレスも少なく済みます。
敢えて選ぶなら
何から始めても良いといっても悩む人はいると思います。そういう人にはCLOをおススメします。
- 個人契約できる
- 個人契約や体験版があり、家でも学習できます(style3Dも同じ)
体験版をダウンロードなどについてはこちらの記事を参照してください。
- 個人契約や体験版があり、家でも学習できます(style3Dも同じ)
- 学習コンテンツが多い
- 本やYouTube動画など教材にできるものが多く、姉妹ソフトのMD(マーベラスデザイナー)の教材も利用できるため幅広く学習ツールがあると言えます。
- style3Dも使えるようになる
- CLOとstyle3Dは画面構成やショートカットが非常に似ておりCLOを使いこなせればstyle3Dも使えます。
- 利用者が多い
- MDとCLOを合わせたユーザーの割合は高いことも選ぶ要因になります。どんな業界でもあることですが、高いシェア率のソフトのほうが取引先との連携は楽になるためです。ソフト独自のデータ形式で納品指定を受ける場合もあります。
結論
敢えて絞るならCLOがおススメですが、どのソフトから始めても問題ありません。
はじめようと思っていてるならまずは試してみましょう。ある程度やってみて、合わないとかダメそうだと感じたらやめてもいいと思います。仮に使わなくなっても3Dの作成手順や考え方などは型紙作成や他の仕事にいかせることが出てくると思います。